弊社は装潢技術による文化財修理専門会社として平成23年、東京 上野の地に創業いたしました。
現在は、東京文化財研究所内および東京国立博物館内の修理室で文化財に向き合っております。

社名に採用しました「修護」という語句は、江戸時代において「修理」の意味で用いられております。特に「護」の字には「まもる、すくう、たすける」という意味があり、私どもは文化財を物理的に「なおす」だけではなく、その語意のように文化財がもつ価値をも後世へ「まもり伝える」という意識を持ちながら、保存修理に臨む事を社内理念に掲げ従事しております。

先人達が培ってきた伝統的修理技術や倫理観を基本に据え、先進的な技術の応用も含めた幅広い視野で最善の処置を施すよう心掛けております。
技術者に対しては、「公の宝」を修理する上で不可欠な「誠実さ」、「技術力」、「知識」を求め、相互に高め合いながら成長し自立した修理技術者であるよう人材育成に努めております。
組織としては、常に最高水準の品質を担保し安全確実な修理が完遂できる社内環境を整え、文化財修理を通してその周縁にある伝統材料や技術の継承をも担う事を責務として捉え、社会に貢献できるよう取り組んでおります。