「関わるすべての作品に対し愛情を持つこと」「謙虚であること」「作品の安全を第一に心がけること」を仕事に臨む際の基本姿勢とし、社員全員が、一番に尊重されるべきものは文化財そのものであるという信念で、高い技術力と誠意を持って作品と向かい合っています。

所蔵者の方や、保存修理に携わる担当の先生方、学芸の先生方と、緊密に連絡を取り合い、必要に応じ各方面の専門家にもご指導やご助言をいただきながら、安心し、納得いただける修理を行うよう努力しております。また、国宝修理装潢師連盟に加盟する会社の中で、東京で修理を行っている工房としての特色を活かせるように仕事を行っています。

当社は、本社工房と東京国立博物館に修理室を置き保存修理を行っております。各工房は、耐震耐火の建物の中で、防災・防犯に対する備えと共に、温度・湿度・光・大気などの環境管理ができ、安全に作品が保管できる設備を整え、IPM（総合的防除）の意識を高く持ち、工房の清掃、清潔を徹底しています。

技術者一人一人が高い意識と豊富な知識を持ち文化財修理に取り組んで行ける、力のある工房でありたいと考えております。