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文化財保存国際交流セミナー「東アジアの伝統的製紙技術」

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平成22年4月23日、九州国立博物館にて、平成22年度第1回九州国立博物館文化財保存国際交流セミナー「東アジアの伝統的製紙技術−日中韓の最新調査結果−」(同館主催/当連盟・ユネスコ北京事務所・韓国粧潢研究会共催/九州文化財国際交流基金後援)が開催されました。

東洋の絵画・書跡・古文書などの修理には、伝統的な材料・技法による手漉きの紙が不可欠ですが、東アジア各国では伝統的製紙技術が衰退し、良質な手透き紙を入手することが困難になっています。本セミナーでは、平成20年度からはじまった伝統的製紙技術に関する日中韓の共同調査の報告を中心に、中国・韓国の専門家を招いて講演を行いました。

プログラム

10:00〜10:50 開会挨拶  
15:00~15:05 装潢と和紙 岡 興造(国宝修理装潢師連盟)
15:05〜15:25 中国の伝統的製紙技術について 陳 剛(復旦大学)
15:25〜15:55 韓国の紙文化財の修理について 朴 智善(龍仁大学校)
15:55~16:25 和紙の製造法と中国貞豊三岔河造紙作坊における製紙法との比較 有吉 正明(高知県立紙産業技術センター)
16:25〜17:25 古文書と経典の料紙について 藤田 励夫(九州国立博物館)
17:25〜17:30 閉会挨拶  

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