令和4年度 第26回 定期研修会

令和4年度 第26回 定期研修会

テーマ:書の美

毎年開催しております当連盟の定期研修会も今年で第26回を数えます。
今年は、「書の美」について「書跡装潢文化財」を修理する技術者や文化財修理を勉強している方たちに、修理の際に向き合うこれらの文化財の魅力をより一層深く知ることで、質の高い、より良い文化財修理に取り組めるよう、専門家の先生方による基調講演を拝聴し、そして実際に「書の美」をどのように守ってきたか、国宝修理装潢師連盟加盟工房による「修理事例報告」の発表をおこなう研修会の開催を実施します。
その他、当連盟の事業に関するポスター発表も行います。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

開催概要

日  時
令和4年11月18日(金)12:55~18:00
会  場
奈良県文化会館 1階国際ホール
奈良県奈良市登大路町6-2(TEL:0742-23-8921)
定  員
400名
参加費
無料
主  催
一般社団法人 国宝修理装潢師連盟
後  援
独立行政法人 国立文化財機構
京都府教育委員会
滋賀県
奈良県
福岡県教育委員会
一般社団法人 文化財保存修復学会
全国文化財保存技術連合会

プログラム

12:15 開  場 受付開始
12:55~13:00 開会挨拶  山本 記子
(国宝修理装潢師連盟 代表理事)
13:00~14:30 基調講演 「書の切断と改装」
 松原 茂 先生(公益財団法人 根津美術館)
14:30~14:40 休  憩  
14:40~16:10 基調講演 「書を理解するということ -文化財として、美術品として-」
 笠嶋 忠幸 先生(公益財団法人 出光美術館)
16:10~16:20 休  憩  
16:20~17:20 事例報告 株式会社 半田九清堂
修理工房宰匠 株式会社
17:20~17:25 閉会挨拶 半田 昌規(国宝修理装潢師連盟 副理事長)
17:25~18:00 ポスターセッション  

ポスター発表

テーマ 発表者
装飾料紙が用いられた書跡文化財の応急的修理―冷泉家時雨亭文庫所有品の事例よりー (株)岡墨光堂
重要文化財『石山寺校倉聖教』の保存修理~巻子本について~ (株)坂田墨珠堂
国宝 島津家文書(一万五千百三十三通)のうち「御文書」二十二巻の保存修理 (株)修護
重要文化財 花園天皇宸翰御消息(三月廿二日)―宗教法人妙心寺 ご所蔵ー (株)修美
京都国立博物館蔵「大手鑑」の料紙と損傷~楮紙を中心に~ (株)松鶴堂
像内納入品 修理前の姿と修理仕様 3件の事例から (株)文化財保存
令和4年度国庫補助金事業「技術技能の錬磨」事業報告 インターンシップ事業 国宝修理装潢師連盟